【ラジオNIKKEI賞】メイショウテッコン収穫の重賞初制覇

公開日:2018年7月2日 17:00 更新日:2018年7月2日 17:00

②着フィエールマンともに秋へ手応え

 福島で行われた3歳重賞、ラジオNIKKEI賞は秋につながる好レースとなった。

 前半3~5F34秒2―46秒3―58秒7と速く引き締まった展開。それを勝ち馬メイショウテッコンは3番手インで追走。直線で外に持ち出すと、逃げ馬をきっちりとらえて初の重賞勝ちを決めた。

 トップハンデタイの56キロを背負いながら、千八の勝ちタイム1分46秒1は近10年で2番目に速いもの。レースのラスト3Fは11秒9―11秒6―11秒6。早めに抜け出してゴールまでしっかりまとめた点は強調できる。

 そして何よりもこのメイショウテッコン、これまでは後の重賞①②着馬(サトノワルキューレ、エタリオウ)を完封した梅花賞など、逃げて結果を残していた。それが、きのうは好位のインで立ち回れたのだから、収穫は大きい。「そのあたりは危惧していた」とは高橋忠師だが、満点回答で菊花賞へ向けて前進したのは間違いない。

 また、②着フィエールマンも“負けて強し”の競馬を見せた。

 勝負どころの3角では3番人気イェッツトをマークしていたが、相手が思うように上がって行かず、追い出しを待たされる形に。直線入り口では大外へブン回し、その時点で先頭とは6馬身ほどの差で、直線292メートルと短い福島では絶望的な位置だった。

 それでも、エンジンが一気に掛かると、残り1Fからは推定10秒4をマーク。父ディープインパクトを彷彿させる極上の瞬発力で強襲してきた。

 残念ながら半馬身届かなかったものの、キャリア3戦目でこの走りをできたのは、スケールの大きさがあるからこそ。もちろん、ここで最低条件ともいえる賞金の加算ができたことも、飛躍の秋へとつながる。

 いずれにしても、既成勢力である春クラシック組を脅かす新星誕生を、十分に感じさせる一戦だった。

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