【エプソムC】ディープ産駒が東西で内から外から重賞初制覇 出世レースをぶっこ抜きサトノアーサー

公開日:2018年6月11日 17:00 更新日:2018年6月11日 17:00

秋GⅠへ前途洋々

 東京のエプソムCは2番人気のサトノアーサーが鮮やかな差し切りを決めた。

 日曜の東京は良馬場スタートも、雨の影響で準メイン前には重馬場に。ディープ産駒には決していいとはいえない条件だったが、それがどうだ。大外16番枠から終始、外を回す競馬。それも、残り300メートル付近で早めに先頭に立って、最後まで押し切ったのだから大したもの。半馬身差の着差以上に評価していい内容だった。

 ともあれ、この勝利はアーサーにとって前途洋々といえるかもしれない。

 このエプソムCといえば、以前からプレクラスニーやマーベラスサンデー。近年ではエイシンデピュティ、エイシンヒカリがこのレースで重賞初制覇を成し遂げた後にGⅠ制覇。先週、産駒が初勝利を挙げたジャスタウェイや、安田記念馬サトノアラジンもここで②着していた。大箱のガチンコ勝負で結果を出したということは、地力を十分につけているという証しでもある。

 それでなくても同馬は15年のセレクトセールでは1歳馬で4番目の高値となる1億9500万円(税別)で落札。デビュー当初、素質馬の宝庫といっていい池江厩舎内での評価も、皐月賞を制したアルアインとヒケを取らないものだった。

 ただし、これまでは1走ごとに間隔をあけて使っていたように、体質の弱さが出世を妨げていたフシも。

 それが「ようやく背腰がしっかりして、一本芯が通ってきた」と池江師が話すように、ここにきて、素質に体の成長が追いついてきたのである。

 今後の予定はひとまず未定だが、「千八から二千がベスト」と師なら、秋は天皇賞が大目標となるか。
 GⅠへ向けて収穫の大きな一戦になったのではないだろうか。

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