木津のジョッキー直撃!

心機一転 菊沢復帰Vだ

公開日:2018年5月11日 17:00 更新日:2018年5月11日 17:00

シルバードリーム「〝乗せて良かった〟と思われるような結果を」

 菊沢はデビューした一昨年こそ7勝に終わったが、昨年は20勝とジャンプアップ。当初は粗削りな騎乗で、競馬場で先輩ジョッキーにキツい注意を受けることが何度も見受けられた。

 しかし、それにめげることなく、アドバイスを糧に技術を磨いた。だからこそ出せた数字だ。

 今年はさらにと期待されたのだが……。1月27日中京競馬1Rで騎乗馬が直線、急に外に逃避して落馬。左前腕尺骨骨折の診断で、1カ月半の戦線離脱を余儀なくされてしまった。

 負傷箇所を癒やして3月17日に復帰し、“さあここから”。ところが、不運は重なるもの。わずか1カ月後の4月15日、福島競馬9Rで騎乗馬が先に故障した馬に巻き込まれて転倒。今度は左鎖骨を骨折し、療養生活に逆戻りすることに。

 アンラッキーの連鎖に気落ちしても不思議のないところ。それを持ち前の明るさで乗り越えて、今週から再びターフに戻ってくる。

――調教拠点を美浦から栗東へ移しました。
菊沢騎手「はい。最近は関西馬の有力馬を頼まれることが増えたんですが、結果を出せなくて。癖を知っていれば取りこぼさなかったんじゃないかというケースもあって、攻め馬からつけさせてもらいたいと思ったんです。それに……」

――それに?
「いい流れできてたのに2回続けてケガをしてしまったので、心機一転したかったってのも。美浦にいるとどうしても甘えも出ますし(苦笑い)。それを自分から断ち切りたいと決心しました」

――どこの厩舎の攻め馬をつけていますか。
「本田先生のところは毎日乗せてもらってます。あとは加用先生、須貝先生、西浦先生です」

――土曜新潟メイン、火打山特別にはその加用厩舎のシルバードリームに乗ります。
「今週の攻め馬にまたがらせてもらった後、先生に“乗りたいか”と聞かれて“乗りたいです!”と言ったんですよ。そうしたら決まっていたジョッキーをキャンセルして自分が乗せてもらえることに。ありがたいです」

――調教の感触はどうでしたか。
「いつも掛かり気味になるそうなんですが、うまくなだめることができました。具合は良さそうですよ。持ちタイムも優秀ですし、関係者の方々に“乗せて良かった”と思われるような結果を出したいです。頑張ります!」

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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