木津のジョッキー直撃!

【日曜阪神11R・フィリーズレビュー】和田コーディエライト重賞獲得だ

公開日:2018年3月10日 17:00 更新日:2018年3月10日 17:00

 和田は今年でデビュー23年目の40歳。同期には福永、古川、柴田大などがいる、競馬学校“花の12期生”のひとりだ。

 1年目の96年にサージュウェルズのステイヤーズSで初重賞勝ち。早くから頭角を現し、99年には皐月賞をテイエムオペラオーで制して、GⅠタイトルも手にした。

 翌年には京都記念→阪神大賞典→天皇賞・春→宝塚記念→京都大賞典→天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念と前人未到の重賞8連勝まで。

 その後は中央のGⅠ勝ちから遠ざかっているものの、重賞Vは11年から継続中。年間でも70勝前後を挙げて、トップジョッキーの座をキープしている。昨年は96勝。それまで自己最多だった12年の80勝を大幅に更新といまだに“進化”が続く。

 そんな和田がコーディエライトと臨むフィリーズレビュー。

 高い資質を持ちながらも「どんな競馬でもできるって感じではない」とのこと。それだけに、騎乗技術により一層の期待がかかる。

「突き抜けるだけの脚は持っている」

――これまで5走中4回の手綱を握っています。どんな特性を持っていますか。
和田騎手「デビュー戦の時は怖がりな面を出して、集中して走れていなかった。それでも②着でしょ。“能力は高いな”と思ったよ。その通り、その後は重賞戦線で上位争いしてるんだから、予感は当たったってことだよね。ただ、課題は多いけど」

――その課題とは。
「まずダイワメジャー産駒の牝馬らしく、前向きで真面目過ぎるところ。返し馬でも天井を向きそうになるぐらいだから。もうひとつは右回りだと左に張るんだよね。まあ、任された以上、付き合っていかなきゃいけないんだけどね(苦笑い)」

――どんなイメージで騎乗されますか。
「ハナにはこだわらないけど、これまでの成績が示す通り、先頭に立った方がハミが抜けるので、その方がいいと思う。ただ、行き切るには、手綱を操作しながら張る面を矯正して押していくというのが難しい。千四という距離はベストなんで、そのあたりをうまく運べれば、かな。突き抜けるだけの脚は持っているからね」

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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