【弥生賞】1馬身半差②着ワグネリアン ダービーでの逆転に可能性を残したか

公開日:2018年3月5日 17:00 更新日:2018年3月5日 17:00

 字ヅラは影も踏めずの完敗だが、クラシックに向けての光明は見いだせたレースだったのではないか。

 ダノンと同じ3戦無敗で挑んだワグネリアン。2番人気で、1馬身半差の②着に終わった。

 4戦目にして初めてスタートが決まり、1角の入りを5番手と手綱を抑え気味に進める、今までにない好位のポジションへ。しかも、これまでは内枠だった時もあえてもまれない外を通っていたが、この日は馬群の内。ラチ沿いでの追走を試み、そこでも、しっかり折り合えたのは大きな収穫だろう。

 ただし、誤算があったとすれば、馬の完成度の差が出てしまった3~4角の動き。馬なりで、しかも安全運転で馬場のいい4頭分ほど外を上がるダノンに対して、ワグネリアンは鞍上が促しても思うようにギアが上がらないシーンが。3カ月半ぶりの実戦に加え、まだ馬が成長段階である分、コーナーでの加速、立ち回りの差がモロに出てしまった。

 だが、そんなロスがありながらも、使った上がり3Fは33秒7と出色の数字。しかも、本当にエンジンが掛かったのは坂を上がってからで、ラスト1Fは推定11秒2の脚で一気に差を詰める猛追を見せたのだから、粗削りながも素質の高さは疑いようもない。

 弥生賞②着からの巻き返し例もいっぱいある。93年ナリタタイシン、98年セイウンスカイ、00年エアシャカールが皐月賞を制し、99年アドマイヤベガ、14年ワンアンドオンリーがダービー馬となった。

 何よりもいいのは“無敗馬”というプレッシャーから解き放たれ、挑戦者になれること。6週間後、さらには12週後のダービーでは、アッと驚く先頭ゴールインがあっても不思議ではない。

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