【アメリカJCC】キタサン引退で空いたおいしいポジション遅すぎた初重賞Vダンビュライトの将来は明るい

公開日:2018年1月22日 17:00 更新日:2018年1月22日 17:00

中長距離戦で先行できるのは大きな武器

 アメリカJCCは4歳馬同士のワン・ツー。ダンビュライトが1番人気ミッキースワローの追い込みを抑えて、念願の重賞初制覇を決めた。

 昨年の3歳3冠は皆勤で③⑥⑤着。GⅡ、GⅢでも②着1回③着2回とワンパンチ足りない競馬が続いていた。それが、ここにきて連勝で重賞初V。明け4歳を迎えて本格化ムードだ。

 スタート直後は二の脚を利かせてハナをうかがおうかとしたところ、外から押してきたマイネルミラノに譲る形に。前半3~5Fは36秒3―48秒8―61秒3のスローになった。

 前半こそ掛かり気味だったが、すぐに折り合いもついて2番手で大名マーク。ラスト1F過ぎに先頭に立つと、そのまま2馬身差で押し切り。

 一方、ミッキースワローは9番手から向正面で一気に動いて、3コーナーでは3番手に。かなり長くいい脚を使ったものの、こちらはさすがに展開が向かなかった。

 逃げたマイネルも③着に残っているのだから、ダンビュライトの方が先行有利の流れに恵まれたのは確か。しかし、こういう形の競馬に持ち込めること自体が、強みでもある。

 昨年まで中長距離界を制圧していたキタサンブラックも先行力が大きな武器。ラストランの有馬記念は5F61秒4のスローで悠々と逃げ切ったのは記憶に新しい。

“何がなんでも”の逃げ馬が少なくなったこともあり、近年は大レースでもペースが上がらないケースが多い。それだけに今回のダンビュライトのような前、前で立ち回れる脚質がアドバンテージになる。まして、キタサンが引退したとなれば、先行勢へのマークが甘くなる可能性も。

 春の目標は大阪杯。直線が短い内回り二千メートルだけに、人気の差し、追い込み馬を尻目に――のシーンがあってもおかしくない。

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