【アルゼンチン共和国杯】第3極誕生か完勝スワーヴリチャード

公開日:2017年11月6日 17:00 更新日:2017年11月6日 17:00

キタサン、レオデオロの強敵に浮上

 勝負は一瞬で終わった。次はGⅠ取りへ――。それほどまでの完勝劇だった。

 3日間競馬を締めくくるGⅡアルゼンチン共和国杯は断然1番人気のスワーヴリチャードが危なげなく勝利を収めた。

 道中は7番手のイン追走から、直線は逃げ馬の外1頭分だけのわずかな隙間を突く。それも、難なくすり抜けて残り300メートル地点で先頭に躍り出ると、あとは後続を引き離す独走態勢に。鞍上は軽く仕掛けた程度で、右手に持ったムチをたたくことなく、最後までノーステッキで②着に2馬身半差。ダービー②着馬の強さをまざまざと見せつけた格好だ。

 今回は5カ月半ぶりの実戦でキャリア7戦目、初の古馬相手、3歳馬のハンデ56キロは実質58キロ相当と決して楽な条件ではなかった。だが、それを苦にしないどころか、勝ち時計2分30秒0が優秀だったのを加味すれば、そのスケールの大きさは言わずもがなである。

 となると、次はGⅠ取り。右前脚の強靭さがあるこの馬にとって、今回と同じ左回りジャパンCが最大の目標になる。

 現役最強馬キタサンブラックが連覇を狙うところに、今年のダービー馬レイデオロが参戦を表明して、早くもその対決に注目が集まっている。さらに天皇賞②着サトノクラウンらにこのスワーヴも加わり、多士済々の好メンバーだ。

 この相手に勝つことは簡単ではないが、AR共和国杯は最後を流して、余力残しで勝った。使った上積みを考慮すれば、中2週での再東上も問題ないだろう。そして、何といってもダービーでは“あのレイデオロ”に0秒1差の接戦を演じている。ハーツクライ産駒らしい成長力で、アッと驚く激走があっても不思議ない。そんな予感すら感じた勝利であった。

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