【マーメイドS】鞍上の勝負乗りが奏功 藤岡佑マキシマムドパリ

公開日:2017年6月12日 17:00 更新日:2017年6月12日 17:00

「強気に乗って」4年5か月ぶりの美酒

 一方、阪神で行われた牝馬重賞のGⅢマーメイドSを制したのは藤岡佑マキシマムドパリだ。

 決着時計は二千メートル1分59秒5。8Rの五百万クラスで千四1分20秒7、9Rの一千万特別は二千二百メートルで2分11秒4と時計の出やすい馬場だったから、マーメイドSの時計自体は平凡だ。

 だが、そんな中でキラリと光ったのが藤岡佑の手綱さばきだった。

「馬の力が上だと思っていたので、余計なことは考えずに強気に乗りました」

 レース後にそう話した通り、1、2角の入りは4番手。3角を過ぎてからは自力で進出し、4角を回って直線に入った時点では早々と先頭に躍り出るほど。結果的にそのまま押し切った。

「切れる馬じゃないから、あれで正解」と松元師。この“超積極的”な騎乗が勝利を呼び込んだということだ。

 藤岡佑は07年に重賞5勝、08、12年にも4勝と、かつては順風満帆なジョッキー人生だった。

 ところが、重賞タイトルは13年1月、根岸S=メイショウマシュウから途絶えていたのだ。

 14年1月の頭蓋骨骨折をはじめ、15年8月、16年10月にも骨折と、幾度となくケガに見舞われる不運もあり、重賞では83連敗中だった。

 それがマキシマムドパリに1年ぶりの騎乗で、これまでのうっ憤を晴らすかのような約4年5カ月ぶりの重賞制覇だから、喜びもひとしおだろう。

 10年にはサマージョッキーズシリーズにも優勝している。相性のいい夏競馬へ向けて、この勝利はいい弾みになったのではないか。

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