【安田記念】ようやくGⅠに手が届いたサトノアラジン

公開日:2017年6月5日 17:00 更新日:2017年6月5日 17:00

これからも条件つき

 5週連続GⅠの締めくくり、安田記念を勝ったのはサトノアラジン。レース前は混戦ムードとも言われていたが、終わってみれば鮮やかな差し切りだった。

 スタートを決めた後は後方の外めを追走。川田が実にスムーズに走らせれば、4角から直線も堂々と外へ。最後は大外を鋭伸してあっさり突き抜ける完勝だ。

 ラスト3Fが33秒5の鬼脚なら、勝ち時計もレコードに0秒2差の1分31秒5だから文句なしだろう。

 ただ、その勝ちっぷりにケチをつけるわけではないが、きのうはサトノにとって条件が揃い過ぎていた感もある。

 というのも前走の京王杯SCは1番人気で⑨着に敗退。当時を振り返って池江師は「天気と枠に尽きる」と話していたように、瞬発力が武器だけに重馬場は良くない。

 また、520キロを超す大型馬で跳びが大きく、4番枠スタートでゴチャつく形も響いていた。

 確かにこれまでスムーズに走れない場面も多かった。昨年の安田記念は勝負どころからかぶせられて窮屈なレースに。最後は進路を探して差を詰めてはいたが、時すでに遅しの④着。秋のマイルCSは2番枠で、直線は最内のあいたスペースに進路を取ったが、ゴール前で内から寄られる不利があった。

 それが今回は絶好のパンパン馬場で瞬発力を生かすにはもってこい。さらに引いた枠順も7枠14番だったから、川田にとってはレースが組み立てやすかったか。

 振り返ればオープンでの勝利は18、10、11番。そしてきのうの14番と全て2ケタ馬番だ。前記のように大跳びで一度、ブレーキを踏むと苦しいタイプ。これまでオープンでは1ケタ馬番で勝ったことはない。さらに、重馬場でも結果は出せていない。

 枠、天気に関係なく力を発揮できれば、真のマイル王者に近づいていくのだが……。

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